老後の必要資金はいくらでしょうか?

趣味や楽しみにお金を使えるゆとりある老後生活を送るための生活費は一般的にみていくらなのでしょうか?生活保険文化センターのアンケート調査によると、月額37万9000円、年間455万円程度との回答が25%以上でもっとも多かったそうです。このゆとりの老後資金月額38万円、というのは一体どういうことを意味するのでしょうか?
厚生労働省の2006年の調査によると、日本人の60歳時点からの平均余命は男性で22.41年(寿命約82歳)、女性27.92年(約88歳)でした。具体的に計算していきましょう。例えば老後のために貯蓄した貯金や退職金などが合計で2500万円あるとします。この老後資金を先ほどのアンケート結果で出た豊かな老後生活のための生活費月額38万で計算してみましょう。退職後の収入である一般的な年金受取額は月額約24万といわれています。このゆとりの生活費38万から年金収入24万を引くと、毎月の差額がマイナス14万円となります。年間で約168万円もの貯蓄をマイナスすることになります。老後の貯蓄が2500万円で仮定すると、なんと14年〜15年で底をついてしまいます。ということは60歳で定年を迎えてしまうと、74歳までしかこの「ゆとりの老後生活」は送れないということになるのです。他に収入がなければ、75歳以降の老後生活は年金だのみとなり、趣味や楽しみをぐっと我慢する質素な生活を送るか、タイなどの物価なの安い海外へ住まいを移して生活するしかありません。
少子高齢化問題や後期高齢者保険問題、公的年金不安、ガソリンや食料品などの急激な物価上昇によるインフレ問題、さらに消費税やたばこ税などのたくさんの増税がひかえている中で、今後の日本の経済にも不確定要素が多く老後を迎える団塊の世代には、多くの問題や厳しい現実が待っています。それだけに海外旅行などの趣味や楽しみを持ちながら生きがいある生活を送るために、今からしっかりと必要なお金を準備してきちんと資産を準備しておきましょう。


どうやって老後の必要資金を準備すればいいの?

では、いかにして資産を運用し、ゆとりある老後を送るためのお金を準備していけばいいのでしょうか?一番リスクがないといわれているのが、円預金や国債の購入などの堅実な資産運用である。しかし、今の低金利時代が今後も長く続くと誰もがたやすく予想できます。ここは、多少リスクがありますが、リターンを狙っていくことも必要になってくるかと思います。比較的リスクの少ない資産運用としては投資信託、中・長期公社債、社債、地方債があります。次にリスクは多少ありますが、収益が高い資産運用として転換社債や株式、外貨預金、外貨MMF、ワラント、ETF、REITなどがあります。不動産収益物件も最近では数百万から始められるものもでてきているようです。どこか人気のあるワンルームマンションを買い取って、家賃収入を得る方法もいいでしょう。どちらにしても独身になってからも、特に女性ひとりでも生活設計がたてられるよう早めに問題対策をしておくことが大切です。

老後生活の必要貯蓄は?

平均的な年金受け取り金額は月額約14万といわれています。まず、老後にゆとりのある生活を送るための必要な生活費を計算して下さい。仮に60歳で定年退職し、平均寿命の80歳まで生きるとします。年金は14万x12ヶ月x20年=3360万もらえる計算になります。この金額とゆとりの生活に必要な月額の生活費x12ヶ月x20年の合計金額との差額が、80歳まで生きることを仮定したあなたに必要な老後の必要貯蓄です。