パニック障害の原因と症状
スポンサードリンク
パニック障害とは・・・強い猛烈な「不安感」をおもな症状とする精神疾患のひとつといわれています。別名はパニックディスオーダー(Panic disorder)とも言います。昔は全般的な不安障害などと同じものされ、不安神経症ともいわれていましたが、いくつかの物質(カフェイン、乳酸、炭酸ガスなど)でパニック発作がでてしまうことや、睡眠中に発作が起こることといったデータに基づいてパニック障害といわれるようになりました。正式には1992年、世界保健機構(WHO)の国際疾病分類によってこの「パニック障害」が独立した病名として認められました。昔からあった病気でしたが、最近ようやく認知された新しい病気と言えるでしょう。この病気はアメリカではそれほどめずらしい病気ではなく、なんと100人に3人の割合で発症しているといわれています。日本でもほぼ同じくらいの割合で発症しているとも考えられます。今後、パニック障害がもっと認知され周囲の理解が深まれば深まるほど、患者数としては増えていくことが予想されています。しかし、実はこのパニック障害の原因は、いまだにはっきりしてません。ストレスや脳内の伝達物質の動きに関連があるのではないかといわれています。パニック障害を発症した患者さんの状況的な原因として考えられるのは、重度のストレスや過労、睡眠不足、それに加え風邪などの体調の悪い時がかさなった時などに発症することが多く誘因となるともいわれています。
パニック障害の具体的な症状とは・・・突然、表現のしようがない体の底からわきあがるよう理由のない不安感におそわたり、様々な不安の身体的症状からおこるパニック発作が急性期の中心症状です。いろいろな体の症状がでますが、例えば激しい動悸がしたり、めまいや息が詰まる感じに襲われたり、手や足が震えてしまったり、意味もなくこの生きていてはいけないのではないかという恐怖感や絶望感にとらわれるたりします。このパニック障害のもっともむずかしいところが、この病気に関する知識のない病院で通常の身体的検査やチェックを受けてもなにも異常がない、と診断されてしまう点です。しかし、なぜかパニック発作が起こり、繰り返されてしまうため、「また起こるのでないか?」という予期不安に悩まされはじめます。するとだんだん自分の行動範囲が狭められていき、電車などに乗っても、普通列車のように停車間隔の短くない特急列車に乗れなくなったり、車を運転していても、長時間の渋滞や長いトンネルなどに強い不安を感じたりして、1人で外出することができなくなることもあります。
パニック障害の克服と治療法
パニック障害を自分で克服するための治療法の例をあげてみましょう。まずこれまでのおこった症状の流れを思い出します。自分がパニック障害だということをまず認識しましょう。そして、初めて起きたパニック発作が原因で、「また発作が起こったら・・・」という強い不安のために、いつの間にか自己暗示がかかってしまい、それが原因でパニック発作が起きていることを理解します。次に、この症状が単なる「パニック障害」という一時的な病気であることを自分の中で確認します。ここがしっかりと出来ない場合は、専門医に相談しましょう。そしてこれまでの症状を振り返り、「パニックにならないように・・・」と気にして生活していることが、余計に予期不安を強めてしまい自己暗示になってしまう悪循環を作っているんだと自分にも周囲の人にも理解してもらいます。日常の生活で不安に左右されず、不安は不安のままで置き、「こんなのどうでもいいこと」と不安をかるく考えるように心がけましょう。しかし焦りは禁物です。家族とゆっくり話し合い、また専門の医師とお話したり、マイペースでゆっくりとステップアップするように克服していくことが大切です。